電話が嫌い

電話は暴力的なツールだと思っている。

かけるほうは話すことを用意し、時間を作り、準備万端で行える。

一方のかけられるほうは完全に無防備な状態から突然殴られるようなものだ。

突然相手の都合に巻き込まれ、自分がやっていたことを否応なく中断させられる。

そして一方的に用件を伝えられる。特にビジネス電話は答えを要求されることが多く、よーいドンで回答を行わなければならない。わからなければ折り返せばいいという話かもしれないが、内容による。

片方はすべての用意が整っているのに、もう片方は何もわからない状態で突然土俵に上げられる。こんな理不尽があっていいのだろうか。

通り魔に刺されるのと何ら違わない。

特にビジネス上のやり取りはすべてメールにすべき。メールなら相手を縛ることがなく、また、言った言わないの水掛け論も生じえない。いいことずくめだ。

プライベートでもそう。いきなり電話をかけていついつ暇かなど尋ねるのは横暴そのもの。暇になるかどうかはこれからあなたが話す内容によるのだ。

不必要なルールを増やし社会を混乱させることを飯の種としている害虫的存在のマナー講師たちにぜひとも「電話はマナー違反」などと吹聴してもらいたいもんだ。